現在organとなっている場所は、もとは私的な空間でした。
いや、いまでもそうなのかもしれません。
好きな椅子やオブジェを並べて店としてやり始めて20年以上経ったけれど、相変わらずこのフロアーで生活し、商いもしています。

お客さんもそのへんを感じるのか、時々「おじゃましました」といって帰られる人がいます。
せっかく階段を4階まで上がって来ていただいたのに手ぶらでお帰りになるわけなので、「なんのおかまいもできず」と返そうかとも思うんですが「ありがとうございました」だけにします。

「買う」というのは「命がけの飛翔」だといったひとがいます。

想像してみましょう。
むかしむかし、山で掘った"自然薯"を持ってきたひとと、海で捕まえた"飛び魚"を持ってきたひとがいたとします。
ふたりがめでたく物々交換にいたる確率はといえば、かなりの低さだったはず。
単なる芋と魚ならまだしも、「今日はぜったい自然薯が食いたいひと」と「飛び魚以外はいらないひと」が出会うこと自体がそうそうあるとは考えにくいからです。

「アバウト・アス」というページなので、店の説明をします。
以前はデザインのセレクトショップとか恰好付けたことを書いてたこともあるのですが、あるとき古い友人に「古道具屋」と言われました。
これが、悪い気がしなかった、いや、嬉しかった。
よし、これからはモダニズムを巡る古道具屋でいこうと思いました。

そのためには進行形でありたいもの。
それも現在ではなく、過去へさかのぼり、未来をまさぐるのがおもしろい。
新旧を問わず何かを取り出して、ページをめくってみましょう。
そして、もし良かったらドアを開けてみてください。
チャイムは鳴らさずに、ハイホー!

organオルガン

+81-92-512-5967

Wednesday-Sunday

13:00-19:00

Close / Monday&Tuesday