Wilhelm Wagenfeld 『静かな異彩』

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DATEJan 9. 22


2022年最初のアイテム更新は、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト特集です。
アーツ・アンド・クラフツそしてデ・ステイルなど、モダニズムに繋がるデザインを実行へ移したバウハウス。今回は、そこで学んだヴァーゲンフェルトの美しいガラス作品を覧いただきます。

ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト/Wilhelm Wagenfeldは、ヴァイマルに設立された初期バウハウスに学んでいます。
ヴァイマルといえば、生存権や教育を受ける権利、労働基本権などを盛り込んだ、世界でもっとも民主的といわれる『ヴァイマル憲法』を制定したところ。そこに設立されたのがバウハウスなのですから、造形学校であると同時に、社会実験的な要素を感じてしまうのも不思議はありません。そんななかで、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトは、「日常生活のなかのデザイン」を追い求めた人でした。
バウハウスといえば、デザインや建築に関心がある人にとっては数々のスターを輩出したことで知られています。一方、ヴァーゲンフェルトには、学長ヴァルター・グロピウスが宣言した「芸術家と職人の間には、本質的な差異はない」という理念が感じられます。だからでしょうか、彼が生み出したガラスの形態は、今でも空間に溶け込むように確かな異彩を放っています。
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