メラニー・ディコーセイのネックレスとリングをオンラインショップに追加しました。
作家自身が作りだす個性的なジュエリーは、たったひとつのとっておきです。
Melanie Decourcey>>
岡本敬子『私の定番』出版記念トークイベント & Pili Pop-up Store at organ
organ夫婦とも個人的に親交(信仰?)がある、服飾ディレクター 岡本敬子さんをお迎えして、先日出版された彼女の著書『私の定番』にまつわるトークショーを開催します!
当日は書籍販売、パネル展示とサイン会。岡本さんがディレクションを務める千駄ヶ谷のセレクトショップ[Pili]のアイテムなど、書籍に紹介されている一部の関連アイテムの即売会もしますので、ご本人を交えながらのショッピングもぜひお楽しみください。
ちなみに、[Pili]のアイテムは、同時開催のポップアップ”Pili Pop-up Store at organ” 期間中(12/17-25)はいつでもお求めいただけます。
トークショー 『私の定番』
ゲスト 岡本敬子、and more(シークレット)、聞き手:武末朋子(organ)
開催日時
2022年12月18日(日) 14:00-15:30 (サイン会も含む)
参加費:¥1,800(お土産 NUMBER SUGARのキャラメル 付)
予約制 定員17名 (※予約数に達しましたので、ご予約は締め切りとさせていただきます)
同時開催:Pili Pop-up Store at organ
会期:2022年12月17日(土)ー12月25(日) ※12/19,20,21 休み
アイテム更新 “SIRI SIRI”
先日は”SIRI SIRI pop up at organ”にお越しいただきありがとうございました。会期は終了しましたが引き続きSIRI SIRIの一部アイテムを店頭とオンラインショップのSIRI SIRI>>からもアイテムをご覧いただけます。
SIRI SIRI>>
アイテム更新
久々に北欧のアイコン的作品がいくつか入荷しました。カイ・フランクのフォトジェニックなラタン巻きピッチャー。タピオ・ヴィルカラやルート・ブリュックのとっておきな作品。クリスマスシーズンにぴったりな鮮やかな赤色のガラス作品などです。
どうぞご覧ください。online shop>>
“SIRI SIRI pop up at organ”のご案内
SIRI SIRI pop upは12/3(土)までご覧いただけることになりました。
会期は以下のように延長いたします。
追加日時
12/1(木) 14:00-18:00
12/2(金) 14:00-18:00
12/3(土) 13:00-19:00 最終日
12/4(日)以降は通常営業に戻ります。
会期中にお問い合わせいただいた皆様、ありがとうございました。
お時間が合えば、ぜひこの機会にお越しくださいませ。
お待ちしております。
イベントのお知らせ
SIRI SIRI pop-up at organ
“感性とテクニックが交感するジュエリー”
2006年、デザイナーの岡本菜穂さんがスタートさせたジュエリーブランド<SIRI SIRI>のポップアップをorganで開催します。
日本の伝統技術を持つ職人たちがひとつひとつ仕上げた美しさと、デザイナーの意匠がしっかりと残るフォルムをしたジュエリーは、エレガントで明快です。
気がつけば、当店の取り扱うヴィンテージの陶磁器やグラスウェア、デザインアイテムにしっかりと呼応するではありませんか。
素材使いの意外性と、固定観念にとらわれないその自由な表現が、かつてのモダニストたちと同じものだからかもしれません。
今回、会場ではorganのセレクトしたヴィンテージアイテムとSIRI SIRIのジュエリーを、ミックスアップして展示いたします。手に取って身に付けて、その魅力を存分に体験していただけます。
どうぞ足をお運びください。
23日(水)と24日(木)はSIRI SIRIのスタッフの方がいらっしゃいます。
会期:2022.11.23 wed – 11.28 mon (会期中は休み無し)
時間:13:00 – 19:00
場所:organ 福岡市南区大橋1-14-5 TAKE−1ビル4F
tel:092-512-5967
mail:info@organ-online.com
トークイベント [小柳帝が2022年公開の映画を語る vol.2]
フランス語教室[ROVA福岡校]がお休みして以来、なかなか福岡でお話を聞くチャンスが少なくなった小柳帝さんが、今月来福しトークイベントを開催します。映画にまつわるイベントに、ぜひご参加ください!
[小柳帝が2022年公開の映画を語る vol.2] 〜下半期のベストと来年の見どころ〜
福岡で年末恒例だった「小柳帝のシネマゆく年くる年」はコロナ禍でここ数年開催できておりませんが、2022年も年の瀬にさしかかった11/25(金)の夜、『小柳帝のバビロンノート』の原点でもある大橋のインテリア・ショップ「organ」にて、今年の下半期公開映画のベストと、来年公開予定の映画の見どころについて語る、まさに「ゆく年くる年」的なトークイベントを開催することにいたしました。最近力のある新作が目白押しの日本映画シーンについても語ります。「ゆく年くる年」にご来場頂いていた方も、そうでない方も、ぜひ大橋まで遊びにいらしてください!
当日、福岡ではなかなか購入しにくい『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書1〜3』、福岡南央子さん著の『バビロン編集ノート 創造する女性たち』の販売も予定しております。
日時:11/25(金)21:00〜22:30
予約制:下記アドレスまでメールにてご予約を承ります(お席には限りがございます)
ecole.rova@gmail.com
*タイトルを「映画講座参加希望」とし、お名前(フルネームで)、お持ちの携帯の番号をお書き添えの上、お申し込みください。
参加費:1500円
アイテム更新”ハノイで見つけました”
先日訪れたベトナムのハノイで見つけた主に古い陶器、それにアクセサリーや古布などをアップしました。
モダニズムにエスニックを加味すると、意外な効果が現れます。
時を経た”カッコイイ”をご覧ください。
Folklore>>
合わせて、ブログ”ひょん”の『優しいアナキスト』もご一読ください。
優しいアナキスト
2009年に初めてベトナムに行ったのはサイゴンのつもりだったけど、実はホーチミンという名前に変わっていた。
高校生だったころ、キューバ危機、ケネディ暗殺に続いて1965年にアメリカは北爆を開始して、ベトナム戦争が本格化した。共産主義と資本主義の対立の中での、アメリカとソ連、中国による代理戦争だった。その戦争は泥沼化し10年くらいも続いて南北ベトナムは共産主義国家として統一された。その間、ぼくはビートルズやヒッピー達の平和へのアピールにシンパシーを持ちながら、サイゴンという名前をニュースで聞かない日はなかった。サイゴンはアジアでもっとも有名な場所になっていた。そして戦後、北ベトナムの英雄ホーチミンの名前に変えられたのだった。
ホーチミンはバイクと喧騒が渦巻き、信号のない道路を渡るのも一苦労で、なんとかコツを掴んだのは帰国間近の事だった。そこには、映画やニュース映像で見た戦禍の跡はなく、忙しく働く人々の生命力であふれていたが、資本主義の残影だったかもしれない。
その7年後、ベトナム中部にあるホイアンという世界遺産に登録された街へ行った。そこは、今ではリゾートホテルが立ち並んでいるが、ダナンというベトナム戦争時の激戦地からほど近いところだ。その旧市街を歩きながら、ぼくは骨董用語で”海揚がり”と呼ばれる安南焼の古陶器を探した。16世紀というから江戸時代、ホイアンは日本を含むアジアとインド、アラブ、ヨーロッパを繋ぐ”海のシルクロード”の中継地だったのだ。その交易ルートは琉球を経て博多へも伸びていたから血が騒いだ。日本人町もあったという古い町並みに残る骨董屋で、安南焼やタイのスンコロクなどを買った。海水と泥にさらされて絵付けが消えかかってしまった陶器は、この国の長い時間の結晶のように儚いことを知った。
滞在中にホイアンの郊外の田園を巡る半日の自転車ツアーに参加した。といっても自転車に乗れないぼくは、ひとりだけバイクの後ろに乗っけてもらったからラクチンだった。
ツアーを企画したのは若くハツラツとしたベトナム青年のガイドで、ぼくたちは古い寺院の遺跡跡やベトナム独特のお墓などに案内された。田園に散在するエビ養殖池では「これはほとんどが日本向けの輸出用です。実は、この池はベトナム戦争でアメリカが落とした爆弾の穴を利用しています」と物騒なことも教えてくれた。転んでもただでは起きない人たちなのか。さらに、ベトコンが仕掛けた罠や、地中に残された狭く長いトンネルも見せてくれた。最後は青年の家に招かれて、奥さんの手料理をいただいた。それは素朴な家庭料理で、食材は彼らが育てた鶏や無農薬野菜。彼はオーガニックな農業を本業とすることを目指していると言っていたっけ。たくましいなあ、と思わざるを得なかった。だからなのか、次はハノイへ!、と思った。
福岡から4時間半くらいでハノイに着き、ホテルにチェックインしてまず向かったのは「ベトナム女性博物館」。今回の旅でまず行こう!と思っていたところ。なにせ”女性”に特化した博物館なんて聞いたこともない。社会主義国ならではの振る舞いなのか?
1995年に開館した建物はちょっとヒナビタ感じだが旧宗主国フランスの残り香もある。全体のテーマは「家庭での女性」「歴史のなかの女性」「女性のファッション」となっているが、ぼくの目当てはベトナムの54の民族が受け継ぐ伝統的工芸品。なかでも籠や布、アクセサリーたちは、目をみはるほど美しい。そして川久保玲の作品と見間違うようなスタイリングを施した展示についシャターを切りまくった。
一方、「歴史のなかの女性」のコーナーは「戦う女性」である。インドシナ戦争とベトナム戦争という、いわゆる民族自決運動に参加した兵士としての彼女たちが写真と一緒にズラリと並んでいた。とっさに頭に浮かんだのはスタンリー・キューブリックの映画『フルメタルジャケット』の終わり近くの女性スナイパーだった。おそらく彼女の頭にはジェンダー意識はなかっただろう。そんなことには関係なしに、生きることへのアナーキーな渇望だったのではないか。それは銃を持ちアメリカ兵を倒すことに他ならなかったのだろう。映画前半、海兵隊の厳しい新兵訓練に耐えられずにノイローゼとなり、ついには上官を射殺し、自らも自死する弱っちい男との対比を思い出した。
旅の最終日、フォーは結構食べたことだしと、ハノイっ子が特別な日に訪れるという「田がに料理」を食べることにした。バナナの花や野菜、牛肉、厚揚げなどと米麺を鍋で火を通し、すり潰した田がにを投入して仕上げる田舎のごちそうだった。店内のしつらえも良く、器などは少し古いバッチャン焼を使っていて、もしハノイにまた来る機会があったらと、忘れないように店の写真を撮ろうと思って外に出てみると、さっき店にいた若いスタッフがバイクに寄りかかって休憩していた。店内で見かけた時も目立っていたのだが、柔和な顔立ちなので、一瞬、彼か彼女か判断しかねていた。カメラを向けても表情が変わらなかったのでシャッターを押した。ベトナムの軍服らしきものを着ていたが、どう見ても兵士には見えず、お洒落で着ているとしか思えない。ひょっとするとロシアとウクライナの戦争反対の意思表示なのだろうか。いや、優しいアナキストなのかも。
臨時休業のお知らせ
誠に申し訳ありませんが、10/20(木)-23(日)の間は、ビルのメンテナンスのため、お店はお休みを頂きます。
10/27(木)より通常営業となります。
なお、通信販売は通常通り行っております。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。