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アイテム更新

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DATESep 11. 22

フィンランドから届いた荷物をおもに、アイテム更新しました。
アルヴァ・アアルトのアイテム、フィンランドのヌータヤルヴィ社製、イッタラ社製のヴィンテージグラスウェア。他にもアラビア社製のテーブルウェアと、バーント・フリーベリの器などをラインナップしています。
他にもウッドやステンレスアイテムなど色々なものが載っています、どうぞご覧ください。
最新ラインナップページ>>

カゴンマ、行ってきたバイ。

info | ひと 旅 社会科
DATESep 6. 22


 ずいぶん久しぶりに鹿児島へ行ってきた。気晴らし半分、仕事半分(いや3割か)だったのだが、結局、色んな人に会う旅だったと思う。言葉が通じるということはあるものの、パスポートなしで外国へ行ったかのような気分だった。他国(といっても日本)の人間には意味不明だった昔の薩摩弁だが、今ではほぼ消滅しているから、言葉は通じるものの、その分、イントネーションの違いが際立つ。ざっくり言えば、奄美や沖縄からフィリピン、インドネシアあたりに通じるような「鷹揚なのにレスポンスは迅速」という、つまり北部九州の「せっかちな割に態度は曖昧」とは真逆の有り様なのだ。
 鹿児島に着き、まずイラストレーターの江夏潤一さんと一緒に、黒豚のとんかつランチの後に鹿児島名物の白熊を食べながら、来年はぜひ個展のようなことをやりましょうとオファーして了解してもらった。彼の絵は可愛いだけでなく、ペーソスがあるから、僕は昔からファンなのだ。語り口はおとなしい。しかし、時々チクリとする。まるで絵を地でいくような人なのだ。毎年開く台湾での個展が好評で、本人ものんびりとした風土が性に合うらしく、ついつい長居してしまうらしい。そういえば「江夏」と書いて「えなつ」ではなく、「こうか」と発音するところからすると、渡来人の末裔かもである。
 次に会ったのは、先日organでポップアップ・イベントをやってくれたリュトモスの飯伏正一郎くん。風貌はどこかネイティブ・アメリカンで、実際、彼が作る革製品には「動物の生きた証し」を受け継いでいきたいという、ロマンティックだが、しっかりとした思いが込められている。語り口が雄弁なだけに、時折混じる鹿児島イントネーションがチャーミングだ。そんな彼だからか、鹿児島の色んなクラフト仲間とのコラボレーションを通して、作品にも面白い化学反応を起こすことだ出来るのだろう。その際のポイントは、「お互いに、いつもの作風ではないものをあえて出し合う」ことらしい。いいなあ、他者感が生み出す異化作用。
 盛永省治くんは、そんなクラフト仲間の一人。木の塊から形を生み出すウッドターナーとして知られている。久しぶりの再会だったが、いつもの笑顔で快く近作を見せてくれた。それは旋盤を使った作品とは違って、手を使って削り出した彫刻だった。僕はいつか彼のそんな作品を見たいと思っていたから嬉しかった。展示会用に準備したという数点の中から、迷った挙句、ハンス・アルプへのトリビュートを勝手に感じたものを、一つだけ頂戴した。しかし案の定、店で販売するか今もためらっている始末。
 締めは、タイミングよく鹿児島に滞在中だった岡本仁さんとの夕食。編集者として鹿児島の魅力を伝えてくれた人なのだが、北海道の出身である。本人は「寒いのが苦手だったので、温かいところへのあこがれが…」と仰るが、果たしてそれだけの理由だったとは思えない。岡本さんは確か、外国、中でもアメリカのカルチャーに強い人だったのだが、それが鹿児島とシンクロしたにちがいない。その証拠ではないけれど、現在の岡本さんは、国内を旅しながら、自分の目を通した地域の魅力を、その歩くようなテンポの文章で”暮しの手帖”に連載中だ。自分が知らないことを隠さず、知ることの面白さを発見することは、なんだかアメリカっぽい気がする。
 そういえば、鹿児島県歴史・美術センターを訪れて思ったことがある。同じ九州だが、北と南ではその歴史に大きな違いがあるということだ。古来から中国、朝鮮の体制や文化を東シナ海もしくは対馬海峡という、地理的にはそれほど遠くない地域から取り入れた北部と、近世になって、はるか遠くヨーロッパからの南蛮文化に遭遇した南の薩摩は、違っていて当たり前だ。それは、仏教を受容し、後に日本と呼ばれる「律令国家」を建設理念とした大和政権と、「クニ」という自治の観念を持つ薩摩が、鉄砲伝来を期に「近代国家」を構想した違いにあるようか気がする。なにしろ、薩摩は1867年のパリ万博では徳川幕府に対抗して参加したわけだから。きっとアメリカでいえば「州」のような独自の存在を自負していたに違いない。
気が付くと、濃厚な2泊3日があっという間に終わっていた。終わってしまうと、旧知の友人と会い、話をした余韻がぐるぐる頭のなかで巡っている。

 以下は、カゴンマ弁を借りた私的おみやげです。
ほんなごつ、よんなかはちんがらっじゃ。そいじゃが、なこよかひっとべ!ぎをゆな、てげでよかが。
…本当に世の中はめちゃくちゃだ。しかし、泣くより飛んでみろ!文句を言うな、適当でいいよ。
(写真:鹿児島県歴史・美術センター蔵)

“pass the modernism”

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DATEJul 25. 22

様々な変化や事象に出会う日々が続いています。そのどれもが、私たちにそれなりの対応を迫っているかのようです。そんな時にふと思うのです。私たちが日常意識せずに継承してきた言葉や物のことを。例えば「モダニズム」。そこには”可愛い、おしゃれ”なだけではない、先人たちの未来へのメッセージがあるのかもしれません。それは、ひょっとすると”pass the modernism”、「モダニズムを引き継ぐ」ということ、なんてね。今回は、そんな側面を持つであろう椅子をご紹介します。
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アイテム更新 “Melanie Decourcey”

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DATEJul 17. 22

ドイツ出身のアーティスト メラニー・ディコーセイによるジュエリー類を、アイテム更新しました。
4月以来ぶりに、まとめてオンラインショップに登場するアイテムは、自身のオリジナル・シルバーパーツと天然石を自由に組み合わせたネックレスを中心としたラインナップです。どうぞご覧ください。
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アイテム更新

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DATEJul 3. 22


アイテム更新しました。
ドイツで活躍したデザイナー、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトの仕事を知る上でとても資料製の高い、回顧展図録(1987年出版)が入荷しました。それに合わせて、涼やかな色味とフォルムが目に優しいヴァーゲンフェルトのプロダクトを紹介。カイ・フランクのグラスウェア、スティグ・リンドベリのテーブルウェアと、カール・オーボックのヴィンテージアイテムも同時更新。
Lightingコーナーにはリサ・ヨハンソン・パッペのシーリングランプなどもアイテム更新しています。
どうぞご覧ください。
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イベント案内「小柳帝が2022年公開の映画を語る」

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DATEJun 28. 22

まもなくやってくる7月最初の週末に、小柳帝さんのイベントが開催されます。映画鑑賞がこれまでよりも数倍楽しくなる、人気のトークイベントです。ぜひご参加ください。

「小柳帝が2022年公開の映画を語る」
〜上半期のベストと下半期の見どころ〜

福岡で年末恒例だった「小柳帝のシネマゆく年くる年」はコロナ禍でここ数年開催できておりませんが、2022年も折り返したばかりの7/2(土)の夜、『小柳帝のバビロンノート』の原点でもある大橋のインテリア・ショップ「organ」にて、今年の上半期公開映画のベストと、下半期の見どころについて語る、まさに「ゆく年くる年」的なトークイベントを開催することになりました。最近力のある新作が目白押しの日本映画シーンについても語ります。「ゆく年くる年」にご来場頂いていた方も、そうでない方も、ぜひ大橋まで遊びにいらしてください!

当日、福岡ではなかなか購入しにくい『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書1〜3』の販売も予定しております。

日時:7/2(土)20:00〜21:30

会場:organ(西鉄大橋駅西口駅前)
https://organ-online.com

予約制:下記アドレスまでメールにてご予約を承ります(お席には限りがございます)
ecole.rova@gmail.com
*タイトルを「映画講座参加希望」とし、お名前(フルネームで)、お持ちの携帯の番号をお書き添えの上、お申し込みください。

参加費:1500円

小柳帝 mikado koyanagi
ライター・編集者
映画・音楽・デザインなどの分野を中心に、さまざまな媒体で執筆活動を行なっている。主な編・著書に、『モンド・ミュージック』、『ROVAのフレンチカルチャー A to Z』、『EDU-TOY』『小柳帝のバビロンノート映画についての覚書1〜3』、また、翻訳書に『ぼくの伯父さんの休暇』『サヴィニャックのポスター A-Z』などがある。その他、CDやDVDの解説、映画パンフレットの執筆等多数。自身が主宰するフランス語教室ROVAはこの春で23周年を迎えた。
https://ecole-rova.com/

ヴィンテージを巡るよもやま話。

info | ひと カルチャー デザイン・建築
DATEJun 26. 22

遅ればせですが、4月15-17日に開催したRHYTHMOSの47CARAVAN(ヨンナナキャラバン)の事後報告です。
と言っても、いつものようなぼくの駄文ではなく、RHYTHMOSの飯伏くんがポストしているポッドキャスト<出る杭とたんこぶ>(いいタイトル!)での生トーク。行きつけのピザ屋でワインの酔いも手伝っての「ヴィンテージを巡るよもやま話」、聴いてみてくださいな。

【Season2/EP.03】47CARAVAN vol.02 福岡県 @organ

アイテム更新”From Jugoslavija & more”

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DATEJun 9. 22

旧ユーゴスラヴィアのデザイナーNiko Kralj(ニコ・クラリ)が1950年代にデザインした代表作”Rex Chair”をはじめとするいくつかの椅子を紹介しました。
中、東欧が生んだモダニズムは一風変わった空気を孕んでいます。アアルトのデザインしたスツール60、戦時下に製作された通称”War Leg”もオンラインショップに初紹介。それぞれにポイントを持つ椅子ばかりが並んでいます。スウェーデンとフィンランドのアートピースなども含めてどうぞラインナップをご堪能ください。
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「藪さんの新作を紹介します」

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DATEMay 28. 22


「藪さんの絵には未完成な魅力がある」と言ったら失礼だろうか。

でも、ひょっとすると本人もそれを意識してはいないだろうか。

どこまで描けば完成なのかを決めるのは、果たして画家だけなのか?

藪さんの絵は「楽絵」です。

轆轤を使わず、低温で焼き作陶する「楽焼」に通じる数寄者のエクスペリメントです。
つまり、伝えられないものを伝えようとする活動家なのです。
ぜひ、ご覧になって下さい。藪直樹>>

藪 直樹/Naoki Yabu 
1967年生まれ。福岡を拠点に個展・ライブペインティング・壁画制作・インテリア・建築デザインを手がける。趣味はギター爪引き、猫、パエリア、ガーデニングとクラシックモーターサイクル。

Exhibition:
<福岡> Gallery Oishi, IRIS Gallery, 4AD, Tigre Brocante, Gallery M.A.P, Institut Franco-Japonais du Kyusyu, Enough Room, Gabba Gabba Hey, Life Surfin’Gallery, TAGSTÅ Gallery, <佐賀>AMP Gallery, <熊本> Gallery Dahlia(Kumamoto), <アントワープ> Theo Gallery,  CREAPOT Gallery

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DATEMay 21. 22

さりげなく手元に置いて、身近に感じられる「もの」が、そばにあるって幸せですね。
ふと愛でたくなるテーブルウェア類と、パワーを与えてくれそうなカチナ(聖霊)ドールたちを紹介しました。
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アイテム更新 “手仕事に感じる自由”

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DATEMay 3. 22

時代が変化しています。古さや新しさではないモノを選ぶときには、自分らしさが必要なのかもしれません。有名無名を問わず、新しく入荷したアイテムで休憩をどーぞ。オッ、これはいけるぞといった新発見に出会えますように。
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RHYTHMOS 47 CARAVAN 2022 in Fukuoka

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DATEApr 9. 22


4月15日(金)・16日(土)・17日(日)の3日間、RHYTHMOSの47CARAVAN(ヨンナナキャラバン)がorganにやってきます!

鹿児島市内のアトリエでデザインから縫製まで全てを手作業で行うレザーブランドRHYTHMOS(リュトモス)が47都道府県を巡回するPOP-UPイベント。
2022年3月、愛知県からスタートしたキャラバンのふたつめの立ち寄り先は福岡です。

「動物たちに分けてもらった、大切な素材と真剣に向き合う」ことにこだわる彼らが選んだスタイルは、受注会。
余剰を生まないよう、最小限の素材を最大限の技術でオーダーメイドします。
当店でも定番人気の財布を含む、ほぼ全てのラインナップ(ベルトとバッグ以外)を全8色からカスタムオーダーできるのは今回の47CARAVANならではのスペシャル企画です。
受注会がメインにはなりますが、一部お持ち帰りいただけるアイテムもございます。また、organオリジナル「YUKIPON BAG」には今回だけの特別カラーが登場します。

会期中は代表の飯伏さんに在店いただき、すでにお手持ちの方向けにメンテナンスやリペアの診断、ご愛用品への名入れなどもオーダーいただけます。
当店以外で購入された方もぜひご相談ください。

当店では約7年ぶりの開催となるRHYTHMOSのイベント。
フルラインナップで実物をご覧いただける機会はその時以来です。
歩み続けているRHYTHMOSの現在(いま)をぜひご覧ください。

【RHYTHMOS 47CARAVAN/2022】
vol.02福岡/organ

開催日時:
2022年4月15日(金)ー17日(日) ※終了しました
13:00-19:00

福岡会場:
organ
〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋1-14-5 4F
TEL:092-512-5967
https://organ-online.com/
__________________________________

【RHYTHMOS 47CARAVAN/2022 ヨンナナキャラバン】

3月 愛知/soup. 3/19,20,21
4月 福岡/organ 4/15,16,17
5月 鹿児島/Araheam 5/20,21,22
6月 北海道/Less. 6/3,4,5
7月 香川/haku 7/8,9,10
8月 宮崎/SONNE 8/19,20,21
9月 京都/TEMBEA 9/16~25
10月 東京/Playmountain 10/8~16
11月 富山/CARGO 11/11,12,13
12月 福島/Mother Duck 12/9,10,11

ジュエリー紹介 “Melanie Decourcey”

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DATEApr 9. 22

ドイツ出身のアーティスト メラニー・ディコーセイによるジュエリー類をオンラインショップに更新しました。パールとシルバー素材をおもに用いた彼女の異素材の組み合わせはユニークで大胆。ダイヤモンドがさらりと纏えるシルバーリングも、あわせてご覧ください。
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アイテム更新

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DATEFeb 13. 22

ピエール・ジャンヌレがチャンディガル都市計画のために製作した椅子を筆頭に、ケース・ブラークマンのワイヤースツールや、マシュー・マテゴのヴィンテージアイテム、カール・オーボックのプロダクトなどを紹介しました。
ストイックなラインナップの後には、カラフルなカチナドールと白山陶器のアイテムでホッと気分を休めてください。いろいろ楽しんでいただけると、嬉しいです。
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アイテム更新

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DATEJan 23. 22

アルネ・ヤコブセン最期のプロダクトはカモメが飛んでいるような優美なシルエットのアームチェアでした。71年フリッツ・ハンセン社製の#3208オリジナルモデルが入荷しました。
また、マシュー・マテゴがデザインした「カンガルー」も入荷です。”ネストテーブル”の新解釈とも言える入れ子式のサイドテーブルですが、そこはフランスのエスプリの体現者マテゴ!お腹の袋がぽこっと飛び出たようなバランスがとてもユニークです。GUBI社の復刻版が入荷しました。他には、カイ・フランクの”KF2″の白バージョンやアントニオ・ヴィタリの玩具、レスカ・ルネティエの新作アイウェアなどなど、バラエティに富んだ内容でご紹介しています。

また今回はグラフィカルな本を探されている方にお勧めな本もラインナップ!BOOKS>>
今となっては伝説、プルーヴェ×ムイユの展覧会(1985,NY,Paris)の図録、イタリアのグラフィック・デザイナー、ハインツ・ワイブルの貴重なモノグラフィー本、アイヴァン・チェマイエフ&トム・ガイスマーの不朽の名作ロゴの数々を堪能できる作品集、「ティオグルッペン」のテキスタイル作品集、オーレ・エクセルのデザイナー前夜から後期のグラフィックまでを俯瞰できる本、「バング・アンド・オルフセン」の設立から2000年までのプロダクト集など、ページを繰る手が止まらないあれこれも、ぜひ!
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